これは「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら 」(岩崎 夏海 (著) )が出版され、さらに拍車がかかったと思います。この本の内容をご承知の方は多いと思いますが、野球部のマネージャを引き受けた普通の女子高生がドラッカーの「マネジメント」論を実践するという設定でストーリが進められるわけですが、この馴染みやすい舞台設定もあり広く受け入れられたと思います。ドラッカー思想の普及に大きく貢献したと言えます。
しかし、ドラッカーの考えや理論について知っている人は、まだあまり多くはないようです。
”戦略”、”イノベーション”、”マネジメント”など様々な実践的理論を提唱しているドラッカーですが、何といっても”マネジメント”論こそその神髄と言えます。
このドラッカー思想の中核をなすマネジメント論を展開した著作が『マネジメント--課題・責任・実践』(ダイヤモンド社)です。この本を理解すれば、ドラッカーのマネジメント論を把握できるでしょうが、この本は上下巻1350ページを超える大著でしかも内容も非常に難解です。
今回の研修カリキュラム設定に当たっては、このマネジメント論の主要なポイントを絞り込み、できるだけ一般的な生活感覚で捉えることができることを目指しました。
さらに女子高生ならぬ家庭のマネジャーである主婦の方々がこのドラッカー思想を理解して、家庭をマネジメントするという視点をぜひ持っていただければと期待し、主婦感覚で理解できるよう様々工夫していきたいと考えます。
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